開催日

9月26日(土)-27日(日)

会場

滋賀県 – 奥伊吹モーターパーク

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.3プレビュー

■ Formula Gymkhana クラス

西日本勢を中心とした20校が奥伊吹に集結!
最後の決勝進出枠を懸けた予選会の最終ラウンド

2023年の初開催から4年目を迎えた、学生自動車部によるワンメイクジムカーナ大会「Formula Gymkhana」。2026年シーズン最後の予選会Rd.3が、9月26日(土)-27日(日)に、滋賀県の奥伊吹モーターパークで開催される。

今大会のFGクラスは、香川大学、九州工業大学、山口大学、関西学院大学、早稲田大学、大分大学、トヨタ神戸自動車大学校、西南学院大学、大阪工業大学、神戸大学、九州大学、九州産業大学、立命館大学、広島大学、鹿児島大学、近畿大学、兵庫県立大学、京都大学、同志社大学、大阪大学の全20校の大学・専門学校が名を連ね、女子クラスには2名がエントリーしている。

昨年の奥伊吹を制した近畿大学を筆頭に強豪がそろう

11月に開催されるFGクラスの決勝大会への進出枠は、各予選会の上位6校で計18校。5月のRd.1富士大会では駒澤大学が、8月のRd.2富士大会では上智大学が優勝し、2大会の優勝校を含めた上位6校の計12校がすでに11月の決勝大会への切符を手にしている。今大会に集う20校は残された最後の6枠の決勝進出枠をかけて争うこととなる。

今大会の注目は、昨年の奥伊吹を制した近畿大学と、2位となった広島大学だ。近畿大学は個人ベストタイムも手にした優勝校だが、今年は両校とも3名全員が入部2年目の新メンバーで臨み、新体制の真価が問われる。対照的に、経験者を擁するのが大阪大学だ。2025年シーズンは同じ奥伊吹のRd.3を6位で通過したものの、決勝大会で2位となり、当時の岡田幸大選手ら2名が今年も残る。九州産業大学、鹿児島大学、兵庫県立大学も昨年の奥伊吹でそれぞれ3位、4位、5位に入り、いずれも当時のドライバーが2名ずつ残っている。経験で勝る各校が上位2校にどう挑むかに注目したい。

Rd.3奥伊吹の3つの注目ポイント!!

一つ目は、速いタイムを揃える戦い。FGクラスは3名の合計タイムで争うため、エースの1人が速いだけでは勝てない。昨年の奥伊吹で優勝した近畿大学は、3名のベストタイムが約1.2秒差以内(50秒213~51秒432)に収まっており、3名のドライバーが好タイムをそろえなければ勝てないハイレベルな戦いが繰り広げられている。

二つ目は、ボーダーライン上の争い。決勝進出は上位6校までとなる。前回のRd.2では6位と7位の差が0.558秒、昨年の奥伊吹に至っては6位と7位がわずか0.019秒差だった。第2ヒートの最終走者が走り終えるまで、どの大学に切符が渡るかは決まらない。

そして三つ目は、「2回のアタックのタイム差が最も小さいドライバーが勝者」という女子クラスのタイム差方式。今回は早稲田大学の鴛海千穂選手と兵庫県立大学の竹山凜選手の2名が出走。特に竹山選手は昨年の全国大会の優勝者であり、どのような走りとタイムを記録するか見届けたい。

イコールコンディションで競い、業界とつながる大会

Formula Gymkhanaの最大の特徴は、完全なイコールコンディションだ。FGクラスの全選手が、TOYOTA GAZOO Racingから支給される同一スペックのTOYOTA GR86(AT)に乗り、純粋にドライビングスキルを競う。各校3名のドライバーが2ヒートを走行し、それぞれのベストタイムの合計で順位が決まる。一方、NOTE AURA NISMOで走る女子クラスは、2ヒートのタイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」を採用していて、速さより正確さと再現性が問われる。

競技の枠を超え、自動車業界と学生をつなぐ場としても機能しているのが本大会の特色だ。今大会でもTOYOTA GAZOO Racingや日産自動車をはじめとする協賛企業がブースを構え、26日には出場校を2つのグループに分けて練習走行と企業懇談を交互に実施する。

誰でも気になる車両に乗れる「試乗・同乗体験」を両日開催

9月26日(土)は練習・慣熟走行日、27日(日)が競技本番日となる。競技第1ヒートが10時10分から、第2ヒートが13時30分から行なわれ、15時30分より表彰式と閉会式が実施される。また27日の12時50からは協賛企業のデモカーによるデモランと同乗走行も予定されている。

そして本大会でも、来場者や応援学生が実際にクルマを体験できる「試乗・同乗体験」を両日ともに開催する。実施は26日が13時30分~14時30分と15時00分~16時00分、27日が10時30分~11時30分と13時30分~15時00分の計4枠になる。前回のRd.2富士大会では出展企業の7社から販売中の現行車両からチューニング車両、ジムカーナ・ラリー競技車両まで計10台の車両が提供され、気になる車両の同乗、あるいは各企業が認めた車両については自らハンドルを握り試乗することも可能となっていた。競技エリアとは別に設けた走行エリアで実施しており、ドライバーとしては出場しないサポーターの学生にも、クルマに乗る機会が提供されている。参加には長袖・長ズボンの着用が必要(出場選手は参加不可)。

決勝大会を目指す学生の熱い走りを観戦してみよう

一般観戦者のゲートオープンは両日とも9時00分となっていて、27日(日)は17時00分にクローズする。26日は9時30から開会式、10時40分から慣熟歩行、13時00分から練習走行および企業懇談が始まり、パドッククローズは18時00分となる。奥伊吹モーターパークの入場料は無料だ。

昨年この舞台を制した近畿大学か、全国2位の経験を持つ大阪大学か、それとも新たな実力校が名乗りを上げるのか。決勝大会への最後の切符を懸けた奥伊吹での一戦に、ぜひ注目してほしい。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.3 プロローグ

■ Formula Gymkhana クラス

全国大会への最後の6枠を懸けた奥伊吹での一戦は関西や九州を中心に20の強豪校が、熾烈なバトルを展開

2023年の初開催から4年目を迎えた、学生自動車部によるワンメイクジムカーナ大会「Formula Gymkhana(以下、FG)」。2026年シーズン最後の予選会Rd.3が、9月26日-27日に滋賀県の奥伊吹モーターパークで開催された。11月の決勝大会へ進出できるのは各予選会の上位6校で計18校。5月のRd.1富士大会と8月のRd.2富士大会では、すでに12校が切符を手にしており、西日本勢を中心に集まった20校が残された最後の6枠を争うこととなった。

 コースは奥伊吹モーターパークのP4全体を使った設計で、終盤に置かれたテクニカルセクションの攻略が勝負の明暗を分けた。練習日となった26日はウエットコンディションだったが、競技本番の27日はドライに回復。FGクラスは全選手がTOYOTA GR86に乗り、各校3名のドライバー(以下順にA・B・Cドライバー)が2ヒートを走行し、それぞれのベストタイムの合計で順位が決まる。

 今大会でタイヤを供給したのは横浜ゴムになる。FGクラスにはスポーツ走行向けの「ADVAN NEOVA AD09」が提供され、その高いグリップ力が学生たちのアタックを支えた。また、競技エリアとは別に設けられたP6では、前回の予選会Rd.2で好評だった試乗・同乗体験を今回も実施。協賛5社が用意した計6台の中から、来場者や応援に訪れた学生が自分で乗りたい1台を選び、魅力あるクルマを体験できる企画となった。

 第1ヒートは気温23℃、晴れから曇りへと表情を変える空の下、10時10分にスタート。第2ヒートの途中からは雨が降り始め、路面コンディションはドライからウエットへと一変し、走行順が後ろの選手ほど、難しい条件の中でのアタックを強いられることとなった。

 

■ Formula Gymkhana 女子クラス

2本のタイム差で競う女子クラスはAURA NISMOを駆り、2選手が接戦を披露

 女子クラスには早稲田大学と兵庫県立大学から1名ずつ、計2名が出走した。エントリー段階では6名の名前が挙がっていたが、最終的な出走は2名となった。競技車両はNOTE AURA NISMOのワンメイク。順位はタイムの速さで競うのではなく、第1ヒートと第2ヒートのタイム差(Gap)が小さい選手が上位となる。合計タイムを競うFGクラスとは異なり、走りをどれだけ正確に再現できるかが問われる。決勝大会へ進めるのは各予選会の上位3名。出走が2名となった今大会は、2ヒートともタイムを残すことがそのまま決勝への進出条件となった。なお、兵庫県立大学の竹山選手は昨年の全国大会を制した実力者だ。

 今大会でタイヤを供給したのは横浜ゴム。スポーツ走行向けのADVAN NEOVA AD09を履くFGクラスに対し、女子クラスには街乗りでの快適性も重視した「ADVAN Sport V105」が提供された。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.3レポート

■ Formula Gymkhana クラス

<ヒート1>

9月27日(日)10時10分〜 <コンディション> 気温23℃・晴れのち曇り ドライ

首位が二転三転した第1ヒートを制したのは、 唯一の3分06秒台をマークした兵庫県立大学!

 奥伊吹の山間、日差しが見え隠れする中でトップバッターとなった香川大学の竹岡選手が丁寧な走りで1分10秒924を記録し、最終予選が幕をけた。序盤は1分6-7秒台のタイムで走る選手が続いたが、関西学院大学の野村選手がパイロンに寄せるライン取りと綺麗なスラロームで1分01秒723をマーク。大阪工業大学の菅原選手が1分01秒840と続く。九州産業大学の黒木選手はパイロンタッチ(以下、PT)からミスコース(以下、MC)とほろ苦い第一ヒートとなった。Aドライバーの終盤では、兵庫県立大学の瓜本選手が、第1ヒート唯一の1分00秒台となる1分00秒720を記録した。

 続くBドライバーでは、早稲田大学の本田選手が1分02秒715をマーク。近畿大学の山田選手がパイロン際を通して1分02秒978、兵庫県立大学の岡田選手もAドライバーに続く1分02秒950と好タイムを揃える。神戸大学、京都大学、大阪大学は1分03秒台のタイムを残す。

 最終のCドライバーが走り出すと合計タイムが確定していく。山口大学の河内選手の1分04秒775で同大学が暫定トップに立つと、神戸大学の伊福選手が攻めた走りの1分03秒650をマークし、合計3分09秒349で首位を奪取。近畿大学の山口選手は1分02秒530で走り切り、わずか0.015秒上回る3分09秒334でトップに立った。しかし兵庫県立大学の板澤選手が鋭いブレーキでアドバンテージを得て1分02秒348を記録し、合計3分06秒018、唯一の3分06秒台で首位に躍り出る。最後は大阪大学の木村選手が1分02秒547でまとめ、合計3分08秒878の暫定2番手。トップ6は兵庫県立大学・大阪大学・近畿大学・神戸大学・京都大学・大阪工業大学の順となった。

<ヒート2>

9月27日(日)13時30分〜/気温22℃・曇り/路面コンディション:ドライ(Cドライバーの途中、近畿大学からウエット)

第1ヒートでトップに立った兵庫県立大学が一度も首位を譲らず、 最終予選を制覇!

 昼休みには協賛企業と親睦を深め、その後はデモカーによるデモランと同乗走行が行なわれた。雲が空を覆い、少し肌寒い気候となった13時30分から第2ヒートがスタート。Aドライバーでは、第1ヒートでMCだった早稲田大学の田原選手が1分07秒755でタイムを残して同大学を暫定5番手へと押し上げる。鹿児島大学の橋口選手も約5.7秒短縮の1分01秒813で一気に巻き返した。1本目でベストタイムを記録した兵庫県立大学の瓜本選手は、59秒409をマーク。自身のタイムを約1.3秒更新すると同時に、第2ヒートでも個人ベストタイムを奪取した。

 Bドライバーでは、山口大学の楠選手が1分03秒044を記録し同大学の合計タイムを3分11秒806に縮めて、早稲田大学を0.091秒上回り暫定6番手へ。しかし早稲田大学の本田選手がこの日のセカンドベストとなる1分00秒899で抜き返し5番手へ浮上。鹿児島大学の前薗選手は約4.0秒短縮して合計タイムを3分10秒549とタイムアップ、広島大学をかわして6番手に。兵庫県立大学の岡田選手は1分01秒376を記録して、合計タイムを3分03秒133とした。Bドライバーの最後に大阪大学の幸河選手が走行。1分02秒418をマークして、近畿大学をかわし3番手へ浮上した。

 最終のCドライバーでは、山口大学の河内選手が生タイム1分01秒943と攻め切ったものの最後に痛恨のPT。6番手に1.3秒差で届かなかった。鹿児島大学の中村選手の走行を終えたところで雨が降り始め、路面はウエットコンディションへと変わる。突然の雨の影響により逆転への道が険しいものとなった。近畿大学山口選手は第1ヒートのタイムを上回れず、同志社大学の小幡選手もタイムダウン。最終走者である大阪大学の木村選手はMCで記録を残せなかった。その結果、兵庫県立大学が他校を圧倒する3分03秒133で最終予選を制した。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

昨年の全国王者・兵庫県立大学の竹山選手がわずか0.272秒の差で最終予選を制す

 トップバッターは早稲田大学の鴛海選手。第1ヒートから攻める走りを見せ、1分06秒042をマークした。続く兵庫県立大学の竹山選手は、安定したリズムを保った綺麗な走りで1分09秒423。タイム差方式では第1ヒートのタイム自体は順位に直結しないが、2人とも自分の基準となる1本を確実に置いた。

 第2ヒート、先に出走した鴛海選手は車の動かし方がスムーズで、綺麗なライン取りから1分04秒457を記録。走りそのものは文句なしの1本だった。ただし競うのは2本のタイムの開きであり、記録されたタイム差は1.585秒。タイムの調整を図ることなく、最後まで速さを追い求めた2本だった。 

 最終走者である竹山選手は、上回るべきタイム差がはっきり見えた状態での1本。緊張の中でもスムーズな走りを崩さず、1分10秒736でフィニッシュ、タイム差は1.313秒。鴛海選手をわずか0.272秒上回り、昨年の全国王者が最終予選を制した。この日の最速タイムを記録したのは鴛海選手だったが、2本を揃えきった竹山選手に軍配が上がった。2名とも2ヒートでタイムを残しており、そろって11月の決勝大会へ駒を進めている。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2リザルト

■ Formula Gymkhana クラス

①

兵庫県立大学

3'03.133

②

1 神戸大学

3'07.379

③

大阪大学

3'07.861

4位:近畿大学(3'08.227)
5位:早稲田大学(3'10.081)
6位:鹿児島大学(3'10.549)

~~~~~~~~~~~~~~~~
以上が決勝大会へ進出

7位:広島大学(3'10.832)
8位:九州産業大学(3'11.406)
9位:大阪工業大学(3'11.788)
10位:山口大学(3'11.806)
11位:立命館大学(3'11.960)
12位:京都大学(3'12.548)
13位:九州大学(3'13.585)
14位:関西学院大学(3'16.050)
15位:同志社大学(3'17.536)
16位:九州工業大学(3'19.221)
17位:西南学院大学(3'24.605)
18位:大分大学(3'26.602)
19位:香川大学(3'29.526)
20位:トヨタ神戸自動車大学校(3'29.781)

コメント

🏆 優勝校 兵庫県立大学 3分03秒133

選手3人以外にも、客観映像や車載映像を撮ってくれる方がいて、本当に有難いです。選手同士でも情報交換をしていて、より速いタイムに近づくためのライン取りについて話し合っていたことが、3人揃っていいタイムを出せたことに繋がりました。ドライバー同士は年齢の垣根を越えて言い合える信頼関係があります。横浜ゴムのADVAN NEOVA AD09はグリップ力が高くて扱いやすいタイヤでした。目標は全国優勝。このまま突っ走ります。

🏅 個人ベストタイム 兵庫県立大学 瓜本 琴葉選手 59秒409

立ち上がりを意識したライン取りとアクセルワークを考えました。第一ヒートは突っ込みがちで、ブレーキをぎゅっと踏んで曲げるので、操作が後手に。第二ヒートは手前からの操作を意識して、ブレーキも緩く緩急をつけて。ADVAN NEOVA AD09はグリップ力があるので、リアの空気圧を下げてフィーリングを合わせました。上手くいったイメージを何度も思い出して、頭に焼き付けました。チーム力を生かして全国優勝したいです。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

①

GAP1.313秒

兵庫県立大学 竹山 凜

②

GAP1.585秒

早稲田大学 鴛海 千穂

2名ともに決勝大会へ進出

コメント

🏆 竹山 凜選手(兵庫県立大学)

日頃からの練習が、そのまま結果に繋がりました。今大会は雨予報だったので、天候に左右されない再現性のある走りを意識しました。第二ヒートで雨が降る恐れもあったので、第一ヒートは少し緩めに走りました。自分が走りやすい速度でのコーナー進入とか、自分にできる走りを把握しておくことが重要だと思います。決勝ではもっとレベルアップして、輝いた姿をお見せしたいです。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2フォトギャラリー

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