開催日

8月22日(土)-23日(日)

会場

静岡県 – 富士スピードウェイ P2

開催日

8月22日(土)-23日(日)

会場

静岡県 – 富士スピードウェイ P2

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2プレビュー

■ Formula Gymkhana クラス

顔ぶれを一新した16校が真夏の富士に国内各地から集結!
残る決勝進出枠を懸けた第2戦が始まる

2023年の初開催から4年目を迎えた、学生自動車部によるワンメイクジムカーナ大会「Formula Gymkhana」。2026年シーズンの第2戦となる予選会Rd.2が、8月22日(土)-23日(日)に静岡県の富士スピードウェイ P2駐車場で開催される。

今大会のFGクラスに参加するのは、書類選考を勝ち抜いた16大学・専門学校。金沢工業大学、京都産業大学、北海道自動車整備大学校、関西大学、日本大学生産工学部、拓殖大学、群馬大学、大阪産業大学、信州大学、東京理科大学、大阪公立大学、國學院大學、金沢大学、新潟大学、東京電機大学、上智大学の16校が名を連ね、女子クラスには8名がエントリーしている。

昨年の全国3位・上智大学に挑む15校

11月に開催されるFGクラスの決勝大会へ進出できる枠は、各予選会の上位6校で計18校。5月のRd.1富士大会では駒澤大学が優勝し、東北大学、名古屋工業大学、長岡技術科学大学、明治大学、日本大学までの6校がすでに決勝大会への切符を手にしている。今大会に集う16校は、残された12枠のうちの6枠の決勝大会の出場権を争うことになる。

今大会屈指の実力校が上智大学だ。2025年シーズンは予選会Rd.2を6位で通過すると、決勝大会で3位表彰台を獲得。しかもそのときの表彰台メンバーである霜出左近選手と志賀翔一選手が、今大会のエントリーリストに名を連ねている。全国の頂上決戦を戦った経験という点では、頭ひとつ抜けた存在といえる。さらに、金沢大学と新潟大学は、2025年シーズンの予選会Rd.1を2位、4位で通過し、そろって全国大会へ駒を進めた。その他にも、北は新顔となる北海道自動車整備大学校、西は関西大学や大阪公立大学を含む関西勢4校、さらに北陸・甲信越から前述の金沢大学、新潟大学を含む4校と全国各地の16校が集まっている。

Rd.2の3つの注目ポイント!!

ひとつ目は、タイムを「そろえる」戦い。3名の合計タイムで争うため、エースが1人速いだけでは勝てない。前回の予選会Rd.1を制した駒澤大学は3名のベストタイムが1分03秒~04秒台に収まっていた。富士スピードウェイP2駐車場での広場ジムカーナかつ、コースレイアウトが比較的シンプルだったこともりタイムが拮抗する要因となった。本大会も同じく同会場で行なわれるため、同様にミスの許されないハイレベルな争いが期待される。

ふたつ目は、ボーダーライン上の争い。決勝大会への進出は上位6校まで。前回の予選会Rd.1では6位と7位の差が3名のベストタイムを合わせてもわずか0.622秒だった。第2ヒートの最終走者が走り終えるまで、どの大学に全国大会への切符が渡るかは決まらないハラハラで熱い展開に注目してもらいたい。

そして三つ目は、女子クラスの"プレシジョンマッチ"。2本のタイム差を競うため、速く走ることが正解とは限らない。前回の予選会Rd.1では優勝が0.608秒差、2位が0.709秒差と、勝敗は0.1秒の世界で決した。

イコールコンディションで競い、業界とつながる大会

Formula Gymkhanaの最大の特徴は、完全なイコールコンディションだ。FGクラスの全選手が、TOYOTA GAZOO Racingから支給される同一スペックのTOYOTA GR86(AT)を駆る。各校3名のドライバーが2本のヒートを走行し、それぞれのベストタイムの合計で順位が決まる。一方、NOTE AURA NISMOで走る女子クラスは、2ヒートのタイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」で競う。速さより正確さと再現性が問われる。

競技の枠を超え、自動車業界と学生をつなぐ場としても機能しているのも本大会の特色だ。今大会もTOYOTA GAZOO Racingや日産自動車、SUBARUをはじめとする自動車メーカーやサプライヤー、パーツメーカーなど多くの協賛企業がブースを構える。22日(土)には出場校をA・Bの2グループに分けて練習走行と企業懇談を交互に実施する。

誰でもクルマに乗れる!試乗・同乗体験を両日開催

Formula Gymkhanaの最大の特徴は、完全なイコールコンディションだ。FGクラスの全選手が、TOYOTA GAZOO Racingから支給される同一スペックのTOYOTA GR86(AT)を駆る。各校3名のドライバーが2本のヒートを走行し、それぞれのベストタイムの合計で順位が決まる。一方、NOTE AURA NISMOで走る女子クラスは、2ヒートのタイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」で競う。速さより正確さと再現性が問われる。

競技の枠を超え、自動車業界と学生をつなぐ場としても機能しているのも本大会の特色だ。今大会もTOYOTA GAZOO Racingや日産自動車、SUBARUをはじめとする自動車メーカーやサプライヤー、パーツメーカーなど多くの協賛企業がブースを構える。22日(土)には出場校をA・Bの2グループに分けて練習走行と企業懇談を交互に実施する。

■ Formula Gymkhana 女子ラス

女子クラスは2本のタイム差を競う “プレシジョンマッチ” で実施

今大会の女子クラスには全国5大学から6名が出場。タイムアタックのFGクラスとは異なり、本クラスでは2回の走行タイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」が採用されていて、速さよりもドライビングの正確さと再現性が勝負の鍵を握る。

今シーズンの女子クラスは予選会3大会(Rd.1:5月・富士スピードウェイ、Rd.2:8月・富士スピードウェイ、Rd.3:9月・奥伊吹モーターパーク)が開催され、各予選会の上位3名、計9名が11月の決勝大会に臨む。ミスコースや一時不停止によるノータイムを避けながら、いかに2本のタイムを揃えるかが求められる。2本目のタイムが速いと感じれば途中で調整するのも作戦で、2本とも限界で攻めて同タイムを狙うのも戦略のひとつ。各選手が個性的な走りで緊張感あふれる戦いを繰り広げた。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2レポート

■ Formula Gymkhana クラス

<ヒート1>

8月23日(日)/ 10時10分~ 11時40分 <コンディション>晴/ドライ

第1ヒートから3選手が好タイムをマークして上智大学が2位を大きく引き離す

トップバッターとなった金沢工業大学の松本選手は、パイロンタッチ(以下、PT)を喫する立ち上がりとなった。続く、群馬大学の刀祢選手が安定したマシンコントロールで1分04秒402を記録。さらに、大阪産業大学の永岡選手が1分03秒321、信州大学の西選手が1分03秒079と、3者連続で個人ベストタイムを更新。その後も、國學院大學の鈴木選手は1分01秒890を記録すると、新潟大学の横井選手はパイロン際々を攻めて、1分01秒186の個人ベストタイムを記録した。

続いてBドライバーの出走。群馬大学の大島選手は1分03秒634でCドライバーへと繋ぐ。東京理科大学の青木選手はPTで、Aドライバーのミスコース(以下、MC)と合わせて苦しい状況となる。上智大学の坂田選手は、スピードを乗せた積極的な走りで1分00秒667の個人ベストタイムをマークした。

最後にCドライバーが出走し、各校3名の合計タイムが確定する。金沢工業大学の倉上選手が1分02秒402をマークし、合計3分15秒666で暫定トップに立つ。群馬大学の村上選手は1分03秒084で走り切り、合計3分10秒820で金沢工業大学を交わしたかと思えば、信州大学の小玉選手が1分02秒535を記録し、合計3分09秒379で、群馬大学を上回り暫定トップに。國學院大學の美濃部選手は1分04秒027を記録し、合計3分10秒162で信州大学に次ぐ暫定2番手となる。新潟大学の土崎選手は1分02秒815とまとめ、合計3分07秒370で信州大学を抜き暫定トップに浮上。最終出走の上智大学の志賀選手は1分00秒512をマークし、ここで個人ベストタイムを更新。同大学は1分0秒台を2名がそろえる強さを見せ、合計3分03秒890で新潟大学を約4秒上回り、第1ヒートを暫定トップで締めくくった。

<ヒート2>

8月23日(日)/ 13時30分~ 15時00分 <コンディション>晴/ドライ

上智大学がレベルの高い走りをそろえて2位に約2秒の差を付ける圧勝!!

 恒例の昼食懇親会での学生と企業の交流や、デモランにより昼休みには会場が賑やかな空気で満たされた。雨天予報だった天候もむしろ回復し、日差しで暑さを感じる中で、Aドライバーから出走。まずは金沢工業大学の松本選手が1本目のPTから挽回すると、同大学は持ちタイムを約5.8秒伸ばし6番手から4番手へ浮上。拓殖大学の岩淵選手も約3.0秒縮め、同大学は7番手へ。6番手の群馬大学の刀祢選手はタイムアップできず、マージンを増やせず。第1ヒートでMCだった東京理科大学、東京電機大学は、いずれもタイムを無難に置いた。2番手をキープする新潟大学の横井選手は1分00秒715と約0.4秒アップの好走。Aドライバーの最終となった上智大学の霜出選手は攻めた走りもスピンを喫し、2番手との差を広げるには至らず。
 続くBドライバーでは金沢工業大学の小林選手が約0.6秒短縮し、同大学は信州大学を上回り3番手へ。6番手を維持する群馬大学の大島選手は、フライングによる再出走を行なったが更新ならず、決勝進出のボーダーラインをかけた後続の結果に神経を張る展開となった。続く東京理科大学は1本目から約5.4秒、金沢大学も約3.5秒と大きく短縮し、前者は10番手、後者は8番手に浮上。國學院大學の川口選手は約1.2秒短縮し、同大学は5番手から3番手へ躍進。最後の上智大学の坂田選手は1分00秒715と、自身の持ちタイムに0.048秒届かなかったが、再び高次元の走りを魅せた。

 最終Cドライバーがスタートすると、序盤に出走した京都産業大学や、北海道自動車整備大学校、関西大学はタイムを伸ばしたが、いずれも敗退。日本大学生産工学部の小林選手はゴール後の一時不停止により1本目に続くノータイム、続く拓殖大学もタイム更新ならず両大学は敗退。6番手をキープする群馬大学は約0.1秒短縮し、決勝進出のボーダーラインがここで3分10秒678に引き直される。大阪産業大学の松井選手は第1ヒートのMCから挽回するもボーダーに僅か0.558秒届かず7番手止まりで敗退。

終盤は、大阪公立大学が2本ともMCで沈んだのを除けば、強豪校が続けてタイムを更新していく。信州大学は小玉選手が持ちタイムを約0.7秒短縮し、同大学は一時3番手へ。それをすぐさま國學院大學の美濃部選手が約0.8秒短縮し3番手を奪取(3分08秒169)。金沢大学の久保寺選手は約1.3秒短縮の1分01秒149と大きく伸ばしたが8番手止まりで敗退した。ラストから2校目の新潟大学は土崎選手が約1.2秒短縮するも、トップの上智には約1.8秒届かず2位(3分05秒704)。最終走者の上智大学の志賀選手は、優勝と個人ベストタイムをすでに決めたウイニングランとなる。ベストタイムの更新はならなかったが、どの大学にも脅かされない3分03秒890というタイムで上智大学が優勝を決めた。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

トップバッターとなった東京電機大学の石井選手が
2本を0.447秒差という高再現度を発揮しそのまま優勝!!

トップバッターは東京電機大学の石井選手。第1ヒートでは丁寧に1分18秒609で走り切り、第2ヒートも安定した走りで1分19秒056をマーク。タイム差0.447秒という好結果をいきなり基準として置いた。続く上智大学の山口選手は、終始タイヤを使う攻めの走りを2本とも崩さず、1分14秒840と1分15秒905のタイム差1.065秒で2番手につける。東京理科大学の新田選手は第1ヒートで丁寧なライン取りから1分16秒121を記録していたが、第2ヒートは丁寧かつスムーズに走りながらも1分20秒209までタイムが落ち、タイム差4.088秒の3番手となった。続く上智大学の小原選手は、第1ヒートの途中でMCをギリギリ回避しての1分28秒949という苦しい内容。第2ヒートは終盤にタイムの調整を図ったが1分23秒582と大きく上げてしまい、タイム差5.367秒でこの時点の予選敗退が決まった。東京電機大学の前川選手は1分16秒326から1分13秒043へ大きくタイムを上げ、タイム差3.283秒とやや広がってしまったものの、新田選手を上回り3番手に浮上。続く同大学の庄野選手は、前半のテクニカルセクションを丁寧に走った1分19秒035に対し、第2ヒートも非常にスムーズな走りで1分22秒162。タイム差3.127秒で前川選手をかわして3番手に入れ替わり、この時点でトップの石井選手の決勝進出が確定した。

 決勝大会への枠は残り2名となり、迎えた上智大学の野島選手の走行。第1ヒートでパイロン近くを通過する攻めの走りで女子クラス最速の1分11秒030をマークしていていた。第2ヒートも良い走りで1分09秒363とこの日の最速タイムを更新し、タイム差1.667秒で一気に3番手へ浮上。庄野選手を4番手に押し下げた。最終走者となった上智大学の齋藤選手は、第1ヒートのスタート直後にパイロンタッチを喫し5秒加算の1分30秒859を背負った。そのため、最後にタイムの調整を図ったが1分23秒402、タイム差は7.457秒。1本目のペナルティが最後まで響き、最後の1枠への挑戦に敗れる形となった。

 

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2リザルト

■ Formula Gymkhana クラス

上智大学

3'03.890

新潟大学

3'05.704

國學院大學

3'08.169

4位:信州大学(3'08.667)
5位:金沢工業大学(3'09.213)
6位:群馬大学(3'10.678)

~~~~~~~~~~~~~~~~
以上が決勝大会へ進出

7位:大阪産業大学(3'11.236)
8位:金沢大学(3'11.971)
9位:拓殖大学(3'13.199)
10位:関西大学(3'14.492)
11位:北海道自動車整備大学校(3'15.056)
12位:京都産業大学(3'19.257)
13位:東京理科大学(3'19.562)
14位:東京電機大学(3'23.934)
15位:大阪公立大学(3'25.818)
16位:日本大学生産工学部(3'31.454)

コメント

🏆 優勝校 上智大学 3分03秒890

チーム全体で安定感のある走りが実現できました。1本目のタイムが重要となる中で3人が1本目でいいタイムを残し、2本目は力強く走れたと思います。2本ともに理想的な展開となりました。部員同士、大会の時は仲間ですが、練習の時は敵と思って切磋琢磨して高めあっています。DIREZZA β06はグリップ力に安定感があり、特に暖まってきたときにそのグリップ力が発揮されるので強気に踏み込んでいくことができ、扱いやすくていいタイヤでした。

🏅 個人ベストタイム 上智大学 志賀翔一選手

慣熟歩行の時から最短距離を狙って走ろうと、前々から考えていました。ジムカーナでは、スピードを上げることよりもできる限り最短距離で走って、速く車を曲げるという動作が非常に重要です。そのことを強く意識して慣熟歩行の時からイメージを作っていき、本番でも想定通りに走ることができたのがタイムに繋がったと思います。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

GAP0.447

東京電機大学 石井 希空

GAP1.065

上智大学 山口 安那

GAP1.667

上智大学 野島 愛菜

上位3名が決勝大会へ進出

4位:庄野 涼香(東京電機大学、Gap 3.127)
5位:前川 陽菜(東京電機大学、Gap 3.283)
6位:新田 愛莉(東京理科大学、Gap 4.088)
7位:小原 彩花(上智大学、Gap 5.367)
8位:齋藤 優 (上智大学、Gap 7.457)

コメント

🏆 女子クラス優勝 石井 希空選手(東京電機大学)

自分のイメージするライン取りよりも、パイロン近くを狙う攻めた走りで、最短距離を狙うように走りました。それと、タイムをそろえるためにスピードを調整することなどはあまり考えずに、1本目も2本目も同じコースを走るように意識しました。1本目は自分のベストの走りができ、2本目は1本目の走りを上回る感覚だったので、最後に少しだけ調整したのが好結果となりました。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2プレビュー

顔ぶれを一新した16校が真夏の富士に国内各地から集結!
残る決勝進出枠を懸けた第2戦が始まる

2023年の初開催から4年目を迎えた、学生自動車部によるワンメイクジムカーナ大会「Formula Gymkhana」。2026年シーズンの第2戦となる予選会Rd.2が、8月22日(土)-23日(日)に静岡県の富士スピードウェイ P2駐車場で開催される。

今大会のFGクラスに参加するのは、書類選考を勝ち抜いた16大学・専門学校。金沢工業大学、京都産業大学、北海道自動車整備大学校、関西大学、日本大学生産工学部、拓殖大学、群馬大学、大阪産業大学、信州大学、東京理科大学、大阪公立大学、國學院大學、金沢大学、新潟大学、東京電機大学、上智大学の16校が名を連ね、女子クラスには8名がエントリーしている。

昨年の全国3位・上智大学に挑む15校

11月に開催されるFGクラスの決勝大会へ進出できる枠は、各予選会の上位6校で計18校。5月のRd.1富士大会では駒澤大学が優勝し、東北大学、名古屋工業大学、長岡技術科学大学、明治大学、日本大学までの6校がすでに決勝大会への切符を手にしている。今大会に集う16校は、残された12枠のうちの6枠の決勝大会の出場権を争うことになる。

今大会屈指の実力校が上智大学だ。2025年シーズンは予選会Rd.2を6位で通過すると、決勝大会で3位表彰台を獲得。しかもそのときの表彰台メンバーである霜出左近選手と志賀翔一選手が、今大会のエントリーリストに名を連ねている。全国の頂上決戦を戦った経験という点では、頭ひとつ抜けた存在といえる。さらに、金沢大学と新潟大学は、2025年シーズンの予選会Rd.1を2位、4位で通過し、そろって全国大会へ駒を進めた。その他にも、北は新顔となる北海道自動車整備大学校、西は関西大学や大阪公立大学を含む関西勢4校、さらに北陸・甲信越から前述の金沢大学、新潟大学を含む4校と全国各地の16校が集まっている。

Rd.2の3つの注目ポイント!!

ひとつ目は、タイムを「そろえる」戦い。3名の合計タイムで争うため、エースが1人速いだけでは勝てない。前回の予選会Rd.1を制した駒澤大学は3名のベストタイムが1分03秒~04秒台に収まっていた。富士スピードウェイP2駐車場での広場ジムカーナかつ、コースレイアウトが比較的シンプルだったこともりタイムが拮抗する要因となった。本大会も同じく同会場で行なわれるため、同様にミスの許されないハイレベルな争いが期待される。

ふたつ目は、ボーダーライン上の争い。決勝大会への進出は上位6校まで。前回の予選会Rd.1では6位と7位の差が3名のベストタイムを合わせてもわずか0.622秒だった。第2ヒートの最終走者が走り終えるまで、どの大学に全国大会への切符が渡るかは決まらないハラハラで熱い展開に注目してもらいたい。

そして三つ目は、女子クラスの"プレシジョンマッチ"。2本のタイム差を競うため、速く走ることが正解とは限らない。前回の予選会Rd.1では優勝が0.608秒差、2位が0.709秒差と、勝敗は0.1秒の世界で決した。

イコールコンディションで競い、業界とつながる大会

Formula Gymkhanaの最大の特徴は、完全なイコールコンディションだ。FGクラスの全選手が、TOYOTA GAZOO Racingから支給される同一スペックのTOYOTA GR86(AT)を駆る。各校3名のドライバーが2本のヒートを走行し、それぞれのベストタイムの合計で順位が決まる。一方、NOTE AURA NISMOで走る女子クラスは、2ヒートのタイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」で競う。速さより正確さと再現性が問われる。

競技の枠を超え、自動車業界と学生をつなぐ場としても機能しているのも本大会の特色だ。今大会もTOYOTA GAZOO Racingや日産自動車、SUBARUをはじめとする自動車メーカーやサプライヤー、パーツメーカーなど多くの協賛企業がブースを構える。22日(土)には出場校をA・Bの2グループに分けて練習走行と企業懇談を交互に実施する

誰でもクルマに乗れる!試乗・同乗体験を両日開催

8月22日(土)は練習・慣熟走行日、23日(日)が競技本番という日程。本番の23日は、競技第1ヒートが10時10分~、第2ヒートが13時30分~行なわれ、15時30分より表彰式と閉会式が実施される。23日の12時50分~はデモランと同乗走行も予定されている。

そして本大会は、来場者・応援学生が実際にクルマを体験できる「試乗・同乗走行」イベントも開催。実施は22日が13時30分~14時30分と15時00分~16時00分、23日が10時30分~11時30分と14時00分~15時00分の計4枠で、受付開始は22日が10時40分~、23日が9時00分~となっている。用意されるのはGRヤリス、GRカローラ、そしてFGの競技車両でもあるGR86の3台。さらに株式会社アイセロ、株式会社アドヴィックス、株式会社ティーエムシー、日産自動車株式会社の4社からも車両が提供される予定だ。参加には長袖・長ズボンの着用が必要(出場選手は参加不可)。

一般観戦者のゲートオープンは両日とも9時00分となっていて、23日(日)は17時00分にゲートが閉められる。入場は富士スピードウェイの通常入場料のみで可能。大人(18歳以上)1,200円、高校生900円、中学生以下は無料(JAF会員・ゴールド免許保持者は1,100円)。予約は不要なので、ぜひ競技会場となるP2(CGパーク)エリアへ足を運んでもらいたい。

■ Formula Gymkhana 女子ラス

女子クラスは2本のタイム差を競う “プレシジョンマッチ” で実施

今大会の女子クラスには全国5大学から6名が出場。タイムアタックのFGクラスとは異なり、本クラスでは2回の走行タイム差が最も小さい選手が勝者となる「タイム差方式」が採用されていて、速さよりもドライビングの正確さと再現性が勝負の鍵を握る。

今シーズンの女子クラスは予選会3大会(Rd.1:5月・富士スピードウェイ、Rd.2:8月・富士スピードウェイ、Rd.3:9月・奥伊吹モーターパーク)が開催され、各予選会の上位3名、計9名が11月の決勝大会に臨む。ミスコースや一時不停止によるノータイムを避けながら、いかに2本のタイムを揃えるかが求められる。2本目のタイムが速いと感じれば途中で調整するのも作戦で、2本とも限界で攻めて同タイムを狙うのも戦略のひとつ。各選手が個性的な走りで緊張感あふれる戦いを繰り広げた。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2レポート

<ヒート1>

8月23日(日)/ 10時10分~ 11時40分 
<コンディション>晴/ドライ

第1ヒートから3選手が好タイムをマークして上智大学が2位を大きく引き離す

トップバッターとなった金沢工業大学の松本選手は、パイロンタッチ(以下、PT)を喫する立ち上がりとなった。続く、群馬大学の刀祢選手が安定したマシンコントロールで1分04秒402を記録。さらに、大阪産業大学の永岡選手が1分03秒321、信州大学の西選手が1分03秒079と、3者連続で個人ベストタイムを更新。その後も、國學院大學の鈴木選手は1分01秒890を記録すると、新潟大学の横井選手はパイロン際々を攻めて、1分01秒186の個人ベストタイムを記録した。

続いてBドライバーの出走。群馬大学の大島選手は1分03秒634でCドライバーへと繋ぐ。東京理科大学の青木選手はPTで、Aドライバーのミスコース(以下、MC)と合わせて苦しい状況となる。上智大学の坂田選手は、スピードを乗せた積極的な走りで1分00秒667の個人ベストタイムをマークした。

最後にCドライバーが出走し、各校3名の合計タイムが確定する。金沢工業大学の倉上選手が1分02秒402をマークし、合計3分15秒666で暫定トップに立つ。群馬大学の村上選手は1分03秒084で走り切り、合計3分10秒820で金沢工業大学を交わしたかと思えば、信州大学の小玉選手が1分02秒535を記録し、合計3分09秒379で、群馬大学を上回り暫定トップに。國學院大學の美濃部選手は1分04秒027を記録し、合計3分10秒162で信州大学に次ぐ暫定2番手となる。新潟大学の土崎選手は1分02秒815とまとめ、合計3分07秒370で信州大学を抜き暫定トップに浮上。最終出走の上智大学の志賀選手は1分00秒512をマークし、ここで個人ベストタイムを更新。同大学は1分0秒台を2名がそろえる強さを見せ、合計3分03秒890で新潟大学を約4秒上回り、第1ヒートを暫定トップで締めくくった。

<ヒート2>

8月23日(日)/ 13時30分~ 15時00分 
<コンディション>晴/ドライ

上智大学がレベルの高い走りをそろえて2位に約2秒の差を付ける圧勝!!

 恒例の昼食懇親会での学生と企業の交流や、デモランにより昼休みには会場が賑やかな空気で満たされた。雨天予報だった天候もむしろ回復し、日差しで暑さを感じる中で、Aドライバーから出走。まずは金沢工業大学の松本選手が1本目のPTから挽回すると、同大学は持ちタイムを約5.8秒伸ばし6番手から4番手へ浮上。拓殖大学の岩淵選手も約3.0秒縮め、同大学は7番手へ。6番手の群馬大学の刀祢選手はタイムアップできず、マージンを増やせず。第1ヒートでMCだった東京理科大学、東京電機大学は、いずれもタイムを無難に置いた。2番手をキープする新潟大学の横井選手は1分00秒715と約0.4秒アップの好走。Aドライバーの最終となった上智大学の霜出選手は攻めた走りもスピンを喫し、2番手との差を広げるには至らず。
 続くBドライバーでは金沢工業大学の小林選手が約0.6秒短縮し、同大学は信州大学を上回り3番手へ。6番手を維持する群馬大学の大島選手は、フライングによる再出走を行なったが更新ならず、決勝進出のボーダーラインをかけた後続の結果に神経を張る展開となった。続く東京理科大学は1本目から約5.4秒、金沢大学も約3.5秒と大きく短縮し、前者は10番手、後者は8番手に浮上。國學院大學の川口選手は約1.2秒短縮し、同大学は5番手から3番手へ躍進。最後の上智大学の坂田選手は1分00秒715と、自身の持ちタイムに0.048秒届かなかったが、再び高次元の走りを魅せた。

 最終Cドライバーがスタートすると、序盤に出走した京都産業大学や、北海道自動車整備大学校、関西大学はタイムを伸ばしたが、いずれも敗退。日本大学生産工学部の小林選手はゴール後の一時不停止により1本目に続くノータイム、続く拓殖大学もタイム更新ならず両大学は敗退。6番手をキープする群馬大学は約0.1秒短縮し、決勝進出のボーダーラインがここで3分10秒678に引き直される。大阪産業大学の松井選手は第1ヒートのMCから挽回するもボーダーに僅か0.558秒届かず7番手止まりで敗退。

終盤は、大阪公立大学が2本ともMCで沈んだのを除けば、強豪校が続けてタイムを更新していく。信州大学は小玉選手が持ちタイムを約0.7秒短縮し、同大学は一時3番手へ。それをすぐさま國學院大學の美濃部選手が約0.8秒短縮し3番手を奪取(3分08秒169)。金沢大学の久保寺選手は約1.3秒短縮の1分01秒149と大きく伸ばしたが8番手止まりで敗退した。ラストから2校目の新潟大学は土崎選手が約1.2秒短縮するも、トップの上智には約1.8秒届かず2位(3分05秒704)。最終走者の上智大学の志賀選手は、優勝と個人ベストタイムをすでに決めたウイニングランとなる。ベストタイムの更新はならなかったが、どの大学にも脅かされない3分03秒890というタイムで上智大学が優勝を決めた。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

トップバッターとなった東京電機大学の石井選手が
2本を0.447秒差という高再現度を発揮しそのまま優勝!!

トップバッターは東京電機大学の石井選手。第1ヒートでは丁寧に1分18秒609で走り切り、第2ヒートも安定した走りで1分19秒056をマーク。タイム差0.447秒という好結果をいきなり基準として置いた。続く上智大学の山口選手は、終始タイヤを使う攻めの走りを2本とも崩さず、1分14秒840と1分15秒905のタイム差1.065秒で2番手につける。東京理科大学の新田選手は第1ヒートで丁寧なライン取りから1分16秒121を記録していたが、第2ヒートは丁寧かつスムーズに走りながらも1分20秒209までタイムが落ち、タイム差4.088秒の3番手となった。続く上智大学の小原選手は、第1ヒートの途中でMCをギリギリ回避しての1分28秒949という苦しい内容。第2ヒートは終盤にタイムの調整を図ったが1分23秒582と大きく上げてしまい、タイム差5.367秒でこの時点の予選敗退が決まった。東京電機大学の前川選手は1分16秒326から1分13秒043へ大きくタイムを上げ、タイム差3.283秒とやや広がってしまったものの、新田選手を上回り3番手に浮上。続く同大学の庄野選手は、前半のテクニカルセクションを丁寧に走った1分19秒035に対し、第2ヒートも非常にスムーズな走りで1分22秒162。タイム差3.127秒で前川選手をかわして3番手に入れ替わり、この時点でトップの石井選手の決勝進出が確定した。

 決勝大会への枠は残り2名となり、迎えた上智大学の野島選手の走行。第1ヒートでパイロン近くを通過する攻めの走りで女子クラス最速の1分11秒030をマークしていていた。第2ヒートも良い走りで1分09秒363とこの日の最速タイムを更新し、タイム差1.667秒で一気に3番手へ浮上。庄野選手を4番手に押し下げた。最終走者となった上智大学の齋藤選手は、第1ヒートのスタート直後にパイロンタッチを喫し5秒加算の1分30秒859を背負った。そのため、最後にタイムの調整を図ったが1分23秒402、タイム差は7.457秒。1本目のペナルティが最後まで響き、最後の1枠への挑戦に敗れる形となった。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2リザルト

■ Formula Gymkhana クラス

上智大学

3'03.890

新潟大学

3'05.704

國學院大學

3'08.169

4位:信州大学(3'08.667)
5位:金沢工業大学(3'09.213)
6位:群馬大学(3'10.678)

~~~~~~~~~~~~~~~~
以上が決勝大会へ進出

7位:大阪産業大学(3'11.236)
8位:金沢大学(3'11.971)
9位:拓殖大学(3'13.199)
10位:関西大学(3'14.492)
11位:北海道自動車整備大学校(3'15.056)
12位:京都産業大学(3'19.257)
13位:東京理科大学(3'19.562)
14位:東京電機大学(3'23.934)
15位:大阪公立大学(3'25.818)
16位:日本大学生産工学部(3'31.454)

コメント

🏆 優勝校
上智大学 3分03秒890

チーム全体で安定感のある走りが実現できました。1本目のタイムが重要となる中で3人が1本目でいいタイムを残し、2本目は力強く走れたと思います。2本ともに理想的な展開となりました。部員同士、大会の時は仲間ですが、練習の時は敵と思って切磋琢磨して高めあっています。DIREZZA β06はグリップ力に安定感があり、特に暖まってきたときにそのグリップ力が発揮されるので強気に踏み込んでいくことができ、扱いやすくていいタイヤでした。

🏅 個人ベストタイム
上智大学 志賀翔一選手

慣熟歩行の時から最短距離を狙って走ろうと、前々から考えていました。ジムカーナでは、スピードを上げることよりもできる限り最短距離で走って、速く車を曲げるという動作が非常に重要です。そのことを強く意識して慣熟歩行の時からイメージを作っていき、本番でも想定通りに走ることができたのがタイムに繋がったと思います。

■ Formula Gymkhana 女子クラス

GAP0.447

東京電機大学 石井 希空

GAP1.065

上智大学 山口 安那

GAP1.667

上智大学 野島 愛菜

上位3名が決勝大会へ進出

4位:庄野 涼香(東京電機大学、Gap 3.127)
5位:前川 陽菜(東京電機大学、Gap 3.283)
6位:新田 愛莉(東京理科大学、Gap 4.088)
7位:小原 彩花(上智大学、Gap 5.367)
8位:齋藤 優 (上智大学、Gap 7.457)

コメント

🏆 女子クラス優勝 石井 希空選手(東京電機大学)

自分のイメージするライン取りよりも、パイロン近くを狙う攻めた走りで、最短距離を狙うように走りました。それと、タイムをそろえるためにスピードを調整することなどはあまり考えずに、1本目も2本目も同じコースを走るように意識しました。1本目は自分のベストの走りができ、2本目は1本目の走りを上回る感覚だったので、最後に少しだけ調整したのが好結果となりました。

2026年 Formula Gymkhana 予選会 Rd.2フォトギャラリー

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2026年 Formula Gymkhana 大会ページ

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